主演俳優ロバート・ダウニー・Jrの魅力に迫る

金と頭脳で悪いヤツラをやっつける「のほほん系ヒーロー」アイアンマンシリーズ。

その一番の魅力といえば主演「ロバート・ダウニー・Jr」だろう。

どことなく高田純次を彷彿とさせる自由人、ロバート・ダウニー・Jrは麻薬乱用騒動で何度も逮捕されていることもあってか、主役「トニー・スターク」の俳優に他薦されるものの、制作スタジオ側から「どんなことがあっても、彼を雇うことはない」と完全に拒絶されていた。

しかし、演技者としてはやはり超一流。

選考オーディションにおいて誰よりも緻密な役作りを披露し、他の役者達を圧倒してしまったのである。

元々、原作コミックスのファンであったこともあるが、あまりの出来栄えに、ファヴロー監督自身も「ダウニー・Jr自身の波瀾万丈のキャリアが、トニーという役に奥行きを与えた」と手放しで絶賛したというのである。

また、彼は映画『チャーリー』において喜劇王チャーリー・チャップリンを演じアカデミー賞主演男優賞を受賞し、映画「アリーmyラブ」においてもゴールデングローブ賞助演男優賞受賞を受賞。マーベルヒーローが総出演する超娯楽映画「アベンジャーズ」においては、なんと50億円の出演料をでオファーされるというスゴ者っぷり。そして、映画『シャーロック・ホームズ』『シャーロック・ホームズ シャドーゲーム』においては主演のシャーロック・ホームズ役を熱演!

原作のシャーロック・ホームズ自身も麻薬中毒者だったが、その怪しい魅力を今までになかったビジュアルで見事に演じ切った。

もちろん、アイアンマン2においてもその魅力は十二分に発揮されている。「天才だけどダメ人間」「ヒーローだけど遊び人」そんなトニー・スターク役を怪演し、好評を博したのである。

トニー・スタークの魅力!

アイアンマンシリーズの主人公「トニー・スターク」

キャラ自体もまた、この作品の欠かせない魅力の一つだと思います。

そう、非常に人間臭く、母性本能をくすぐるヒーローなんです。

アメリカ軍事産業の父と呼ばれる巨大軍需企業スターク・インダストリーズの社長『ハワードスターク』を父に持ち、自分自身も飛び級でマサチューセッツ工科大学を卒業するという父を超える天才な彼ですが、決して完璧超人ではないのです。原作コミックスではアルコール依存症に悩んだりしていますが、映画においても「酒と車が好き」と豪語するという、まさにダメな成金一般人の典型のようなキャラクターなんですね。しかし、そんな彼が「正義って一体なんなんだ」と悩みながら奮闘し、時にフザケたり、時に真面目にスーツを作ったり、やっぱり趣味に走ったりと、しっちゃかめっちゃかなことをするのは、本当に人間臭くて放っておけません。とにかく応援したくなる魅力的なヒーローなんです。可愛くお茶目、そしてどこのなくバブル世代の人を彷彿とさせる主人公像。これまでのヒーローモノには中々なかったキャラクターです。